NPO法人東京自由大学 設立25周年企画
【食べること、生きること】

 
第1回:地域をまるごと作る~<オーガニック農業>を中心にした日本とイタリアの地域社会モデル

井上能孝×島村菜津×島薗進
司会:辻信行

 

山梨県北斗市でオーガニックファームを営み、先進的な地域おこしに取り組む井上能孝さん。手がけるのは農福連携、地域ガイド、農業体験、農業ゲーム開発、人材派遣、グランピング施設運営、さらには廃校を活用したボルダリング施設の運営まで大変バラエティーに富んでいます。そんな井上さんの原点には、高校時代に訪れたアメリカ・オレゴン州の農場、そして日本における有機農業の第一人者・金子美登さんとの出会いがありました。今回は井上さんにオーガニック農業を中心にした地域おこしの実践を伺います。

金子美登さんと親交が深く、日本におけるスローフード運動の火付け役となった島村菜津さんには、イタリアにおける事例について、最新の状況を伺います。

大正大学地域構想研究所に在籍している島薗進さんを交えた鼎談にもご期待ください!

協力:株式会社風と光
https://kazetohikari.jp/


井上能孝 Inoue Yoshitaka

株式会社ファーマン井上農場代表取締役。1980年、埼玉県生まれ。高校2年生の時に訪れたアメリカ・オレゴン州の農場風景に感動し、農家になることを決意。帰国後、有機農家のもとでの3年間にわたる修行を経て山梨県北杜市にて独立。現在は約10ヘクタールの農場で有機JAS認証を取得し野菜の生産を行うほか、農業に福祉、観光、敎育などさまざまな分野を掛け合わせた幅広い事業を展開している。

島村菜津 Shimamura Natsu

ノンフィクション作家。1963年長崎県生まれ、福岡県育ち。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、イタリアへ留学。現地でスローフードに出会い、数年間にわたる取材をもとに『スローフードな人生!』を帰国後に刊行。同書は日本におけるスローフード運動の先駆けとなる。98年、『エクソシストとの対話』で21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞受賞。著書に『バール、コーヒー、イタリア人』『生きる場所のつくりかた』『スローシティ』『シチリアの奇跡』『世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学』ほか多数。

島薗進 Shimazono Susumu

宗教学者/東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、大正大学客員教授。1948年生。東京大学大学院博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所・客員所員、大正大学・客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理。著書:『宗教学の名誉30』(ちくま新書、2008年)『国家神道と日本人』(岩波書店、2010年)、『日本人の死生観を読む』(朝日新聞出版、2012年)、『ともに悲嘆を生きる』(朝日新聞出版、2019年)など。


概要

日程  2024年2月18日(日)

時間  14:00〜16:30
【オンライン参加(見逃し配信あり)】

受講料 一般:2000円
    会員:1500円
    学生:1000円
    会員学生:500円

オンライン配信のみ
(見逃し配信はオンライン参加のお申し込みをされた方全員に対し、講座終了後から数日内に、YouTubeの限定公開のリンクをお送りいたします)


お申し込み

お申込みの前に必ず受講規約をお読みください。