ワークショップ

 

困難に立ち向かう
-勇敢なセルフコンパッション

石村郁夫×島薗進

 

セルフ・コンパッションは一見、自分を甘やかすことでダメな人になるというイメージがあるようです。しかし、実際はその逆です。セルフ・コンパッションが高い人はより高い目標に向かってチャレンジし、高いパフォーマンスを収める人が多いのです。欧米のエグゼクティブや経営者にコンパッションのトレーニングが取り入れられてきたのはそのためです。

 

セルフ・コンパッションは,「自分に思いやりを向ける」ことを意味しますので、「やさしいセルフ・コンパッション」は容易にイメージすることができます。しかし、セルフ・コンパッションには、自分や他者の気持ちを大事にする「勇敢な」「力強い」「激しい」セルフ・コンパッションも存在します。誰かのために、力を尽くすコンパッションの側面を学ぶことで、セルフ・コンパッションの本当の価値に気づくことができます。

 

今回の研修会では、セルフ・コンパッションの力強さに焦点を当てて、セルフ・コンパッションの第一人者である東京成徳大学の石村郁夫先生から学んでいきます。

 

 

本研修で学べること

〇セルフ・コンパッションとは?

〇力強さのセルフ・コンパッションとは?

〇勇気を持って自分の課題のパターンに気づこう

 

~コンパッションに基づいたケース・フォーミュレーション

〇コンパッションに基づいた行動目標

〇コンパッション・レター・ライティング

 

 

島薗進先生からのメッセージ

混沌とした現代社会においてセルフ・コンパッションは大事な考え方の一つです。昨年実施した研修会で大好評でした。セルフ・コンパッションの力強さを中心に学べることを、大変楽しみにしています。


石村郁夫 Ishimura Ikuo

2009年、筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻発達臨床心理学分野の博士課程を修了し、博士(心理学)を取得。同年、東京成徳大学応用心理学部臨床心理学科および東京成徳大学大学院心理学研究科助教に着任し、2013年より同准教授。2018年に英国国立ダービー大学大学院準修士課程修了. 公認心理師、臨床心理士、指導健康心理士。あいクリニック神田心理顧問。日本ヒューマン・ケア心理学会事務局長。 著書・翻訳書多数。 

島薗進 Shimazono Susumu

宗教学者/東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、大正大学客員教授。1948年生。東京大学大学院博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所・客員所員、大正大学・客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理。著書:『宗教学の名誉30』(ちくま新書、2008年)『国家神道と日本人』(岩波書店、2010年)、『日本人の死生観を読む』(朝日新聞出版、2012年)、『ともに悲嘆を生きる』(朝日新聞出版、2019年)など。


概要

日程  2024年3月30日(土)

時間  13:00〜17:00

受講料 一般:2500円
    会員:2000円
    学生:1500円
    学生会員:1000円
定員  35
会場  目黒区 男女平等・共同参画センター
            9階会議室
            (東急東横線・東京メトロ日比谷線
             中目黒駅から徒歩10分) 


お申し込み

お申込みの前に必ず受講規約をお読みください。