世界は不思議でできている

 

第2回:ケン・ウィルバーの哲学:世界はどのように成り立っているのか

中村昇×藤田一照

 

哲学者、心理学者、宗教者であるケン・ウィルバー(1949~)。もともと自然科学を研究していたウィルバーは、哲学、心理学、宗教の知見を大掛かりに吸収することによって、科学と宗教を統合(インテグラル)する理論を築きました。そんなウィルバーについて、哲学者の中村昇さんと僧侶の藤田一照さんが、それぞれ関心をもっているポイントを語ります。

対談では、ウィルバーの提唱する「インテグラル・ライフ・プラクティス」を題材に、彼が東洋の伝統的宗教の修行法と西洋の科学・心理学をどのように統合しようとしたのかを検討します。果たしてそれは何を目指していたのでしょうか?それは現代に生きる我々になにをもたらすのでしょうか?

収録日:2023年9月30日(土)


中村昇 Nakamura Noboru

哲学者、中央大学文学部教授。1958年、長崎県佐世保市生まれ。浪人生時代に松岡正剛主宰の「遊学する土曜日」に参加。同時期から2年間、土方巽のもとで暗黒舞踏家になる。大学入学後は、木田元に師事して哲学を学ぶ。中央大学大学院文学研究科博士満期退学。言語や時間といった普遍的な問題から、落語と哲学の関係性にいたるまで、ユニークな研究を続けている。著書に『いかにしてわたしは哲学にのめりこんだのか』『小林秀雄とウィトゲンシュタイン』『ホワイトヘッドの哲学』『ベルクソン=時間と空間の哲学』『落語―哲学』など。(撮影:薮崎めぐみ)

藤田一照 Fujita Issho

僧侶、曹洞宗国際センター2代所長。1954年、愛媛県新居浜市生まれ。東京大学大学院教育心理学専攻博士課程に在籍中、坐禅に出会い深く傾倒。大学院を中退し、禅道場に入山して得度。その後渡米し、以来17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅を指導する。2005年に帰国し、現在、神奈川県葉山の「茅山荘」を中心に坐禅の研究、指導にあたっている。著書に『現代坐禅講義』『現代「只管打坐」講義』『禅 心を休ませる練習』、共著に『仏教は世界を救うか?』『禅の教室』『アップデートする仏教』『〈仏教3.0〉を哲学する』など。


概要

再生時間  2時間9分

価格    2,500円(税込)