身体と霊性 Ⅵ

 

第1回:

舞踊のアジア~石井漠・崔承喜・金梅子の越境する美学

イ・ヨンスク×鎌田東二

近代日本を代表する舞踊家、石井漠(1886-1962)。そして石井の弟子である”伝説の舞姫” 崔承喜(1921-1969)。二人の舞踊家の芸術活動と足跡を追うイ・ヨンスク先生が、近代東アジアにおける越境する身体の美学に迫ります。さらに崔承喜の足跡をたどった韓国を代表する舞踊家、金梅子(1943-)について、猿田彦神社の「おひらきまつり」以来親交のある鎌田東二先生が謎めいた魅力を語ります。1920年代から今日まで続く知られざる日韓の舞踊交流史が紐解かれます。ご期待ください!


イ・ヨンスク Lee Yeounsuk

人文学研究者/一橋大学名誉教授。言語思想史、社会言語学、文化研究、民族美学(Ethno-aesthetics)などを研究している。韓国順天市生まれ。延世大学を卒業してから、一橋大学大学院社会学研究科に留学。社会学博士。大東文化大学国際関係学部の助教授、一橋大学大学院言語社会研究科の教授を経て、一橋大学大学院言語社会研究科の名誉教授。主要な著書には、『国語という思想-日本の言語認識』『ことばという幻影』『異邦の記憶―故郷・国家・自由』などがある。 これまでは、ややストイックにアカデミズムの中で仕事をしていたが、この頃は<知性・感性・霊性>が響き合うような人文学を楽しんで研究している。

鎌田東二 Kamata Toji

宗教哲学・民俗学/京都大学名誉教授、天理大学客員教授。1951年徳島県阿南市桑野町生れ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学大学院博士課程単位取得中途退学。岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻博士課程単位中途退学。宗教哲学・民俗学・比較文明学・ケア学専攻。博士(文学・筑波大学)。京都大学名誉教授。天理大学客員教授。石笛・横笛・法螺貝奏者。フリーランス神主・神道ソングライター・吟遊詩人。著作に『神界のフィールドワーク』『翁童論』四部作、『宗教と霊性』『呪殺・魔境論』『神と仏の出逢う国』『現代神道論』『世直しの思想』『世阿弥』『言霊の思想』、サードアルバム『絶体絶命』など。


概要

日程  2023年5月28日(日)

時間  14:00〜16:30
配信  
オンライン配信

 

受講料 一般 2000円

    会員 1500円

    学生 1000円

    学生会員 500円
※見逃し配信はオンライン参加のお申し込みをされた方全員に対し、講座終了後から数日内に、YouTubeの限定公開のリンクをお送りいたします)


※この講座は終了しました