世界は魔法で満ちている! 〜聖と怪のファンタジー
第2回:「現代を生きる魔女と魔法の世界」
鏡リュウジ
近代化とは「脱魔術化」のプロセスであったと一昔前までは言われていました。しかし、これは現実ではありません。
現代にも「魔女」「魔術師」を自認する人々が相当数いるのです。
ぼくがよく訪れる英国では、大英博物館の目の前に、老舗の「魔法専門書店」があります。最近では大学でも現代の魔術についての研究が堂々と行われています。
そして少しづつでもありますが現代の日本でも「魔女」を名乗る人々が出てきています。
現代の魔法とは一体なんでしょう? 魔女たちは何をしているのでしょうか。
今回は現代文化のなかの魔法についてお話ししようと思います。
鏡リュウジ Kagami Ryuji
占星術研究家、翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了。10代より占星術、占いをテーマに各種メデイアで活躍、従来の「占い」のイメージを一新、幅広い層から支持を受ける。平安女学院大学、京都文教大学客員教授、日本トランスパーソナル学会理事。主な著訳書に『占星術の文化誌』(原書房)、『占星綺想』(青土社)、『タロットの秘密』(講談社現代新書)、『ユングと占星術』(青土社)、『世界史と西洋占星術』(柏書房)ほか多数。
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