書物と知 Ⅲ
第3回:「時間意識とは何か」
内田樹
人は誰も同じ時間を認識し、同じ時間を生きていると思っている人が多いけれど、実際には人により集団により、生きられている時間の表情も手触りもまったく違う。そこで『知性というのは端的に時間意識の奥行きと深みのことである』という発作的に思いついた仮説について考えてみたい…などと書くとすごく哲学的みたいですけれど、実は具体的な話です。
内田樹 Uchida Tatsuru
思想家、武道家。神戸女学院大学名誉教授。1950年、東京都生まれ。東京大学文学部仏文科を経て、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。著作とともに、ブログなどのメディアを駆使して身体論、武道、教育、アメリカ、ユダヤ、日本などを縦横に論じている。その言論活動全般に対して、2011年伊丹十三賞受賞。現在、武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰。著書に『私の身体は頭がいい』『死と身体:コミュニケーションの磁場』『武道的思考』『身体を通して時代を読む:武術的立場』(甲野善紀との共著)『身体で考える。:不安な時代を乗り切る知恵』(成瀬雅春との共著)『日本の身体』など。
概要
日程 2020年2月22日(土)
時間 14:00~16:30(開場13:30)
受講料 一般:2500円
会員:2000円
学生:1000円
会員学生:500円
定員 200名
会場 経済倶楽部ホール
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