ティク・ナット・ハン没後1年企画

 
ティク・ナット・ハンの教え:一枚の紙に雲を見る

辻信一×藤田一照

 

ダライ・ラマ14世と並び、世界各地で平和活動に取り組んだベトナム出身の仏教者、ティク・ナット・ハン(1926-2022)。禅僧、詩人、平和活動家など、あらゆる分野に足跡を残しました。没後1年にあたり、ハン師の教えに改めて光を当てる企画を開催します。

文化人類学者で環境運動家の辻信一さんは、ハン師の「この一枚の紙のなかに雲が浮かんでいる」という言葉や、「doing」ではなく「being」を推奨する教えに影響を受け、自身の活動を展開してきました。

僧侶の藤田一照さんは、ハン師が来日した際に通訳を務め、『禅への鍵』や『法華経の省察』を翻訳し、その教えを日本に伝えてきました。

お二人のトークと対話を通して、ハン師の教えの真髄に迫ります。


【タイムスケジュール】

12:30 受付開始

13:00~13:30 講演① 辻信一

13:30~14:00 講演② 藤田一照

14:00~14:15 休憩

14:15~15:15 対談

15:15~15:45 質疑応答

15:45~16:00 移動

 

16:00~16:30 護摩(本堂)


辻信一 Tsuji Shinichi

文化人類学者、明治学院大学名誉教授。環境=文化NGO「ナマケモノ倶楽部」の代表として、「スローライフ」、「ハチドリのひとしずく」、「キャンドルナイト」、「しあわせの経済」などの社会ムーブメントの先頭に立つ。『スロー・イズ・ビューティフル』など著書多数。映像作品に、『音もなく世界は慈愛に満ちて』など、DVDブックシリーズ「アジアの叡智」(現在8巻)がある。最新刊は『ナマケモノ教授のムダのてつがく』(さくら舎)。

藤田一照 Fujita Issho
曹洞宗僧侶、曹洞宗国際センター2代所長。神奈川県葉山町にて慣例に捉われない独自の坐禅会を主宰している。著書に『現代坐禅講義』(佼成出版社&角川ソファ文庫)、『現代「只管打坐」講義』(佼成出版社)、共著に『仏教は世界を救うか?』(地湧社)、『禅の教室』(中公新書)『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、『〈仏教3.0〉を哲学する』(春秋社)、訳書にティク・ナット・ハン『禅への鍵』、『法華経の省察』など。


概要

日程  2023年3月18日(土)

時間  13:00〜16:30(開場 12:30)

受講料 一般2500円+護摩木代1000円

     会員2000円+護摩木代1000円

     学生1500円+護摩木代1000円                        学生会員500円+護摩木代1000円
定員  80名

会場      目黒不動尊・書院


※この講座は終了しました