【こころをめぐる冒険】

 

第3回「「生きる意味」を求める心の叫びとフランクルの心理学

諸富祥彦×勝田茅生

コーディネーター:島薗進

 

「生きる意味」が実感できない。日々の空虚さとどう向き合うか――これは、時代を超えて、多くの人が直面してきたテーマです。

この問題に正面から取り組んだ実践家・思想家の一人に『夜と霧』で著名なビクトール・フランクルがいます。

この講座では、フランクルに多くを学んできた二人の講師が、「フランクルとの出会い」「フランクルを学ぶことで人生にどのような影響を受けたか」「現代の日本人にとってフランクルはどのような意味を持つか」「日々の生活や臨床実践にフランクルの考えをどのように生かしているか」などを語り合います。


勝田茅生 Katsuta Kayao

ロゴセラピスト。1945年生まれ。筑波大学付属高校卒業。上智大学文学部ドイツ哲学科入学。修士課程卒業後、ドイツ・バイエルン州奨学金を付与されミュンヘン大学博士課程修了。その後エッヒングの公共施設で30年近く、3-6歳児童と母親のための情操教育グループを開催しながら幼児教育の理想を探る。1997年から精神科医ヴィクトール・フランクルの創設したロゴセラピー研修に参加。2000年に資格を取得して、2001年から日本で、ロゴセラピスト入門ゼミナールを開始して現在に至る。息子が二人。主な著書に、『ロゴセラピー入門シリーズ1-9巻』(システム・パプリカ)、『ロゴセラピーと物語~フランクルが教える<意味の人間学>』(新教出版社)、『ヴィクトール・フランクル~それでも人生には意味がある』(NHK出版社)ほか多数。

諸富祥彦 Morotomi Yoshihiko

臨床心理士、公認心理師、カウンセリング心理士スーパーヴァイザー、博士(教育学)/明治大学教授。気づきと学びの心理学研究会 アウエアネス(http//morotomi.net/)にて、フランクル心理学をはじめ、ロジャーズ、フォーカシング、プロセス指向心理学、EAMAなど、人間性/トランスパーソナル心理学のさまざまな体験的な研修会をおこなっている。資格、学歴、職歴などにかかわらず、どなたでも参加できます。著書に『100分de名著ブックス フランクル 夜と霧』(NHK出版)『講談社選書メチエ フランクル』(講談社)『フランクル心理学入門』(角川ソフィア文庫)『どんな時も人生にYESと言う』(PHP出版)他多数。

島薗進 Shimazono Susumu

宗教学者/東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、大正大学客員教授。1948年生。東京大学大学院博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所・客員所員、大正大学・客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理。著書:『宗教学の名誉30』(ちくま新書、2008年)『国家神道と日本人』(岩波書店、2010年)、『日本人の死生観を読む』(朝日新聞出版、2012年)、『ともに悲嘆を生きる』(朝日新聞出版、2019年)など。


概要

日程  2024年10月9日(水)

時間  18:30~20:30

受講料 一般:2500円

    会員:2000円

    学生:1500円

    学生会員:1000円
            当日会場にてお支払いください

会場  東京ウィメンズプラザ 視聴覚室

    渋谷区神宮前5丁目53-67 

     MAP
※本講座は対面講座です。ライブ配信はございません。オンデマンド配信につきましては、講座終了後に別途ご案内いたします。


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