書物と知 Ⅱ

 

第3回:「折口信夫再び」

吉増剛造

  

 “再(ふたた)び、…”あるいは“再(また)……”が、折口信夫の内心のキーワードの一つであるらしいと思いつづけて来ていた。たとえばそれは、“再寝(またね)__(あるいは“寝たんのう”といっていいだろう)"にも通じていて、心身の歩行の“夢の耀(かがよ)ひ、陽炎(かげろう)……”のひそかな言葉でもあったものらしい。あるいは、もしかすると「学問」もまた、その“心-底(こころ-そこ)”で考えられていたのではなかったろうか……。
 『生涯は夢の中径(なかみち)』を上梓してはや二十年、“再(また)……”その“死は神の足音の、……道”折口の言葉と歌にも、道-行(みち-ゆき)(道おしへ)をためしてみる日とも、二月二十四日、東京自由大学はなるのだろうと思われます、……。  2017.11.23 gozo.y.

 

 

※本講座は吉増剛造先生と姜信子先生による対談「島と文学〜八重山・奄美・済州」の予定でしたが、お二人のお仕事上のご都合により、対談はあらためて来年度に開催することになりました。

 

 

 


吉増剛造 Yoshimasu Gozo

詩人。1939年、東京都生まれ。慶應義塾大学在学中から詩作活動を行い、1964年、処女詩集『出発』を刊行。以降、日本を代表する先鋭的な詩人の一人として活動を展開してきた。2013年、旭日小綬章受章、文化功労者、15年、日本芸術院賞、恩賜賞受賞。16年には東京国立近代美術館にて個展を開催。詩集に『黄金詩篇』(高見順賞)、『オシリス、石ノ神』(現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(詩歌文学館賞)、『表紙』(毎日芸術賞)ほか多数。著書に『ドルチェ 優しく:映像と言語、新たな出会い』(A・ソクーロフ、島尾ミホとの共著)、『「アジア」の渚で:日韓詩人の対話』(高銀との共著)、『アーキペラゴ:群島としての世界へ』(今福龍太との共著)、『我が詩的自伝:素手で焔をつかみとれ!』など。


概要

日程  2018年2月24日(土)

時間  14:00~16:30(開場13:30)

受講料 一般:2500円

    会員:2000円

    学生:1000円

    学生会員:500円

会場  角川書店第一本社ビル2階ホール

    東京都千代田区富士見1-12-11

    MAP


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