特別講座

 

「悲しみを分かちあう―近代日本人と「うた」

 

皆が同じ悲しみを分かち合って、ともに涙を流す場が少なくなった。連帯感が薄れている。かつてはどうか。

昭和中期生まれまでは悲しみの歌や望郷の歌を好んで歌った。「七つの子(からすなぜ鳴くの)」などの童謡、「ふるさと」などの唱歌、「戦友(ここはお国を何百里)」などの歌謡曲、これらは国民国家がもっていた共同体意識をよく表している。

1970年代以降、次第にこのような歌を歌いにくくなってきたのではないか。この変化は宗教意識の変化と深い関わりがある。


島薗進  Shimazono Susumu

 

宗教学者。1948年、東京生まれ。1977年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部宗教学宗教史学科教授、同大学院人文社会系研究科教授を経て、現在、上智大学大学院実践宗教学研究科研究科長・特任教授、同グリーフケア研究所所長、同モニュメンタニポニカ所長。著書に『現代救済宗教論』『〈癒す知〉の系譜:科学と宗教のはざま』『スピリチュアリティの興隆:新霊性文化とその周辺』『国家神道と日本人』『日本仏教の社会倫理』『宗教学の名著30』『日本人の死生観を読む』『つくられた放射線「安全」論』『精神世界のゆくえ』『いのちを“つくって”もいいですか』など。 


 【演奏&コメンテーター】
佐藤壮広 Sato Takehiro
1967年青森県生まれ。立教大学大学文学部キリスト教学科卒業、立教大学大学院博士後期課程満期退学(神学修士)。研究分野は宗教人類学、平和学で、とくにシャーマニズム、宗教とアイデンティティなどの研究領域に取り組む。財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター研究員を経て、現在は大正大学表現学部、明治大学大学院情報コミュニケーション研究科、立教セカンドステージ大学ほか非常勤講師。フィールドワーク、日本文化史、コミュニティと文化などの科目を担当。主な編著書に、『日本史の脱領域』(共著)、『沖縄民俗辞典』(共編著)など。


概要

日程  2017年11月3日(金・祝)

時間  14:00~16:30(開場13:30)

受講料 一般:2500円

    会員:2000円

    学生:1000円

    学生会員:500円

    当日会場にてお支払をお願いします。 

会場  自由が丘コンテンツ・ラボ MAP
定員
  
40名


お申し込み

お申込みの前に必ず受講規約をお読みください。

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