【宗教を考える学校】 2024年度
第5回「イスラームのこころと日本」
水谷周
コーディネーター:鎌田東二×島薗進
イスラームは日本において既に100年余りの歴史がある。しかし未だに相当遠い存在。世界宗教を理解する必要がある一方、その理解は日本社会に幾多の恩恵をもたらす。新しい人生観(死生観、生きがいなど)や思考の枠組み(国際的視野、論理性重視など)、そして癒しの効用や共生のもたらす社会的豊かさなど。イスラームの基底にあるのは絶対主アッラーを覚知すること。覚知の方法やアッラーの恵みの潤沢なことを常に思うこころを概説する。(筆:水谷周)
水谷 周 Mizutani Makoto
京大文卒、博士(イスラーム思想史、ユタ大学)。イマーム大学学術顧問を経て現在は(社)日本宗教信仰復興会議理事長(「宗教を考える学校」を助成)、日本ムスリム協会理事、世界宗教者平和会議活動委員など。日本における宗教信仰の覚醒及びその中でのイスラームの啓発に努める。『クルアーン やさしい和訳』国書刊行会、2019年、の100万冊無償配布プロジェクトを推進中。他に著書は約45冊、『イスラームの善と悪』平凡社新書、2012年,『イスラーム信仰とその基礎概念』晃洋書房、2015年、『イスラームにおける直観の研究』国書刊行会、2024年、など。
鎌田東二 Kamata Toji
宗教哲学・民俗学/京都大学名誉教授、天理大学客員教授。1951年徳島県阿南市桑野町生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学大学院博士課程単位取得中途退学。岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻博士課程単位中途退学。宗教哲学・民俗学・比較文明学・ケア学専攻。博士(文学・筑波大学)。京都大学名誉教授。天理大学客員教授。石笛・横笛・法螺貝奏者。フリーランス神主・神道ソングライター・吟遊詩人。著作に『神界のフィールドワーク』『翁童論』四部作、『宗教と霊性』『呪殺・魔境論』『神と仏の出逢う国』『現代神道論』『世直しの思想』『世阿弥』『言霊の思想』、サードアルバム『絶体絶命』など。
島薗進 Shimazono Susumu
宗教学者/東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、大正大学客員教授。1948年生。東京大学大学院博士課程・単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科・教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・教授、上智大学グリーフケア研究所所長を経て、東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所・客員所員、大正大学・客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理。著書:『宗教学の名誉30』(ちくま新書、2008年)『国家神道と日本人』(岩波書店、2010年)、『日本人の死生観を読む』(朝日新聞出版、2012年)、『ともに悲嘆を生きる』(朝日新聞出版、2019年)など。
概要
日程 2024年12月22日(土)
時間 14:00~16:30
オンライン配信
受講料 一般:2500円
会員:2000円
学生:1500円
会員学生:1000円
※1 見逃し配信はオンライン参加のお申し込みをされた方全員に対し、講座終了後から数日内に、YouTubeの限定公開のリンクをお送りいたします。
※2 キャンセルは、講座3日前の12月19日(木)14:00まで受け付けます。それ以降のキャンセルはお受けできませんので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
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