信じること、生きること〜人間の弱さを見つめて

 

第3回:「スローライフ、スローデス〜ローカル時代の死生観」

辻信一×鎌田東二

 

北海道浦河にある「べてるの家」と、インド人思想家サティシュ・クマールとの出会いから、「弱さ」を自分のテーマとして自覚するようになったと語る辻信一さん。2001年に刊行しベストセラーとなった『スロー・イズ・ビューティフル―遅さとしての文化』(平凡社)は、「遅さ」という名の「弱さ」を再発見する試みであったと振り返ります。

一方の鎌田東二さんは、世界最弱の存在がイエス・キリストであると語り、遠藤周作の『深い河』は、神父になり損なうことによって本当のキリスト者として生きる大津の姿を描いていると指摘します。

 

わたしたちは「弱さ」を抱えながら、グローバルからローカルの時代へ転換しつつある今、どのように暮らしを営み、死を想い、向き合ってゆくのか。辻さんと鎌田さんのお話と、5年ぶり2度目の対談からゆるやかに考えたいと思います。


辻信一  Tsuji Shinichi

文化人類学者、環境運動家、明治学院大学国際学部教授。1952年、東京都生まれ。1977年に北米に渡り、さまざまな職業に従事しながらカナダ、アメリカの諸大学で哲学、文化人類学を学ぶ。1987年に米・コーネル大学で人類学の博士号を取得。1991年に帰国し現職。「スローライフ」「GNH」「キャンドルナイト」などをキーワードに環境=文化運動を進める一方、環境共生型の「スロー・ビジネス」にも取り組んできた。主な著書に『スロー・イズ・ビューティフル』、『弱虫でいいんだよ』、『常世の舟を漕ぎて:水俣病私史』(緒方正人との共著)、『弱さの思想:たそがれを抱きしめる』(高橋源一郎との共著)など。

鎌田東二  Kamata Toji

宗教哲学者、民俗学者。1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程修了。NPO法人東京自由大学初代理事長。京都大学こころの未来研究センター教授を経て、現在は上智大学グリーフケア研究所特任教授・放送大学客員教授・京都大学名誉教授。著書に、『神界のフィールドワーク』『聖なる場所の記憶:日本という身体』『宗教と霊性』『ケルトと日本』(鶴岡真弓との共編著)、『神と仏の出逢う国』『聖地感覚』『世直しの思想』『世阿弥:身心変容技法の思想』『講座スピリチュアル学』(企画・編集 全7巻)など。


概要

日程  2018年12月15日(土)

時間  14:00~16:30

受講料 一般:2500円

    会員:2000円

    学生:1000円

    学生会員:500円

会場  あおぞら銀行オアシスルーム
    MAP

    *あおぞら銀行で開催する講座のみ、

      事前振込が必要です。

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      ください。


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