設立20周年企画

「私たちはどう生きるか〜戦後民主主義と精神史を見つめて
白井聡×赤坂真理×大澤真幸
コメンテーター:伊達聖伸×鎌田東二
司会:島薗進

21世紀、戦後民主主義に失望しているうちに、現実に民主主義が機能しなくなってくるという事態が生じている。そこで、新たに戦後民主主義に郷愁を感じるところも出てきている。現代の閉塞を超えていくためには、戦後民主主義から何かを救い出して、よみがえらせる必要があるのではないか。他方、「近代を超える」ことを唱えていた思想から何を保ち、展開させるべきだろうか。
このシンポジウムでは、戦後民主主義を生きた人々の思想や生き方を振り返りながら、こうした問いに取り組んでいきます。

 


 

開会の辞 島薗進

 

講演1. 白井聡
講演2. 赤坂真理
講演3. 大澤真幸

 

休憩

 

コメント1. 伊達聖伸
コメント2. 鎌田東二
討論 白井聡×赤坂真理×大澤真幸×伊達聖伸×鎌田東二×島薗進

 

閉会の辞 島薗進 


白井聡 Shirai Satoshi

思想史家、政治学者。1977年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。現在、京都精華大学専任講師。主にロシア革命の指導者であるレーニンの政治思想をテーマとした研究を手掛けてきたが、3.11を基点に日本現代史を論じた『永続敗戦論:戦後日本の核心』により、第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞。著書に『未完のレーニン』、『「物質」の蜂起をめざして』『「戦後」の墓碑銘』『国体論:菊と星条旗』、共著に『日本の戦後史論』(内田樹との共著)など。(撮影:梅谷秀司)

赤坂真理 Akasaka Mari

作家。東京都生まれ。別件で行ったバイト面接で雑誌編集長を任される。その雑誌『SALE2』に書いた小説が文芸編集者の目に止まり、1995年、「起爆者」(『文藝』)でデビュー。以後、体感を駆使した文体で、人間の意識や存在の根源を問い続ける。現代女性の痛みと再生を描いた『ヴァイブレータ』は寺島しのぶと大森南朋の主演で映画化もされた。2012年、アメリカで天皇の戦争責任を問われる日本人少女の目を通して戦争と戦後を描いた問題作『東京プリズン』が大きな話題となる。自らの物語と戦後日本史などを接続し、この国の〈語りえないもの〉を言葉にしようとしている。『愛と暴力の戦後とその後』などの社会批評、即興詩などのパフォーマンスにも情熱を注ぐ。2019年、小説『箱の中の天皇』を刊行。(撮影:倉田めば)

大澤真幸  Osawa Masachi

社会学者。1958年、長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌「THINKING『O』」主宰。著書に『行為の代数学:スペンサー=ブラウンから社会システム論へ』『文明の内なる衝突: 9.11、そして3.11へ』『ナショナリズムの由来』(毎日出版文化賞受賞)、『現代宗教意識論』『〈世界史〉の哲学』『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎との共著、新書大賞)、『夢よりも深い覚醒へ』『ゆかいな仏教』(橋爪大三郎との共著)、『日本史のなぞ:なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか』など。

伊達聖伸 Date Kiyonobu

宗教学者。専門はフランス語圏の政治と宗教。1975年宮城県仙台生まれ。東京大学文学部卒。同大学院修士課程修了、博士課程単位修得退学。フランス国立リール第三大学博士課程修了(宗教学博士)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東北福祉大学専任講師、上智大学准教授を経て、現在は東京大学大学院総合文化研究科准教授。著書に『ライシテ、道徳、宗教学』(サントリー学芸賞、渋沢=クローデル賞、日本宗教学会賞受賞)、『ライシテから読む現代フランス:政治と宗教のいま』、共編著に『社会統合と宗教的なもの』、訳書にフェルナン・デュモン『記憶の未来:伝統の解体と再生』、フランソワ・オスト『ヴェールを被ったアンティゴネー』など。

鎌田東二 Kamata Toji

宗教哲学者、民俗学者。1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程修了。NPO法人東京自由大学初代理事長。京都大学こころの未来研究センター教授を経て、現在は上智大学グリーフケア研究所特任教授・放送大学客員教授・京都大学名誉教授。著書に『神界のフィールドワーク』『聖なる場所の記憶:日本という身体』『宗教と霊性』『神と仏の精神史』『日本の精神性と宗教』(河合隼雄、橋本武人、山折哲雄との共著)『聖地感覚』『世直しの思想』『日本人は死んだらどこへ行くのか』『言霊の思想』『講座スピリチュアル学』(企画・編集 全7巻)など。

島薗進 Shimazono Susumu

宗教学者。1948年、東京都生まれ。1977年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部宗教学宗教史学科教授、同大学院人文社会系研究科教授を経て、現在、上智大学大学院実践宗教学研究科研究科長・特任教授、同グリーフケア研究所所長、同モニュメンタニポニカ所長。著書に『現代救済宗教論』『精神世界のゆくえ』『〈癒す知〉の系譜』『スピリチュアリティの興隆』『国家神道と日本人』『日本人の死生観を読む』『宗教・いのち・国家 島薗進対談集』『愛国と信仰の構造』(中島岳志との共著)『近代天皇論』(片山杜秀との共著)『神聖天皇のゆくえ』など。


概要

日程  2019年11月16日(土)

時間  13:00~17:30(開場12:15)

受講料 一般:2500円

      会員:2000円

    学生:1000円

    会員学生:500円
定員
   200
会場  経済倶楽部ホール
            MAP


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